2011年11月24日木曜日

深山幽谷を食う

2号池の山形産大型ニジマス、大活躍。1号池の巨イワナもほどほどに釣れたようであります。やはり透明度が高いHatcheryは、Waltonが遠く及ばない確率でイワナが釣れます、反面藻類の繁殖が顕著である事も事実であります。諸刃の剣、刃が無いよりはよしとするべし。

この巨イワナ、小生流の食し方をご紹介します。
3枚におろし、片身は皮をひき、刺身にします。薄くそぎ切りすると骨が口にあたります、5㎜程に切りましょう、全く骨が気になりません。もう方身は皮目を上にしてまな板に乗せ、熱湯をかけ、冷水に取った後水けを切ります。そして刺身へ。やや多めのワサビと一緒にほうばる、何たる事、幻の巨大イワナが住むと言う奥羽山脈の秘境の沢が脳裏をよぎる、深山幽谷の香りが口中に漂う、うまい。そしてお相手は蒸留酒はよろしくない、一ノ蔵か浦霞か、やや辛口の冷酒がよく合う、皮付きの刺身はイワナのうま味がより濃く、美酒はしみ入るごとく全身に浸透していく。

刺身に取った以外の部分、エラと内臓以外は全て捨てないで下さい。土鍋でしばらく煮たて、醤油と塩で味付けし三つ葉を乗せて出来上がり。骨酒で重宝されるイワナであります、その豊潤な出し汁は極めて滋味深く、たらふく飲んだ後の五臓六腑にこれまた浸透して行くのであります。釣って感動、食して感無量、まずはHatcheryへ。

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